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1抵抗温度センサの種類と動向2薄膜白金測温抵抗体の動向3薄膜白金測温抵抗体の紹介

      
3 薄膜白金測温抵抗体の紹介
 


 弊社の薄膜白金測温抵抗体SDTシリーズのラインアップは、SDT101シリーズ(アキシャルリード付円筒形タイプ)、SDT310シリーズ(板状ラジアルリードタイプ:JIS・DIN規格準拠製品)、SDT73(SMDタイプ)の3種類がある。SDTシリーズを保護管に封入加工するなど2次加工した製品のSTシリーズも有る。下記に各製品の概要を紹介する。主要定格を(表−1)に、抵抗値−温度特性を(図−2)に示す。

表1.SDTシリーズ定格表
 
図2.温度抵抗特性

SDT101シリーズ

 JISの薄膜白金測温抵抗体に比較して安価である。30年近い出荷実績がある。温度抵抗特性の近似式が用意され、設計時の回路計算に使用できる。また、素子部が円柱形状のため方向性がなく、自己発熱を利用した風速や流量のセンサとしても優れている(写−1参照)。主な用途は、ロードセルの温度補償・自己発熱を利用した風速センサ・熱電対の零接点補償・自動車の電子燃料噴射装置の流量測定・各種温度センサの補償用である。

 

写真1.SDT101、310、73シリーズ
SDT310シリーズ

SDT310シリーズは小形(3.0×2.0mmサイズ)で、1kΩが作成可能で優れた応答性と直線性を有している。このシリーズの中でSDT310LTははんだ付けによる外部リード線付けが容易な製品である。 SDT310MTは熱電対または、高価な巻線タイプでしか測定できなかった650℃の温度に対してCLASS Bを実現している。主な用途は、高精度温度測定・熱電対の零接点温度補償・制御基板の温度補償・電子機器の温度管理である。

SDT73シリーズ

他のSMD部品と同様に自動搭載機で搭載できるため実装時のコスト低減を図ることが出来る。カスタム対応品のSDT732BXはワイヤーボンディング対応の製品である。そのため各種高精度センサモジュール内の温度補償に好適である。最高使用温度+400℃を実現しており、高温度環境下でも使用可能である。主な用途は、熱電対の零接点補償・光通信モジュールの温度補償である。

◆STシリーズ

 SDTシリーズを保護管に封入したり、リード線を延長したり、基板に搭載した、カスタム製品である。一例を(写−2)で紹介する。


写真2.STシリーズ

最後に、今後更に小形化、高精度化、高温度化や測定温度範囲の広い製品を揃え、お客様のご要求に柔軟に対応できるようラインアップを充実してゆく予定である。


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