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使用上の注意 [ヒューズ]

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ヒューズの使用上の注意事項
  全品種に共通な注意事項は、巻頭の使用上の注意事項を参照願います。
 
安全規格 定格電流 定格電圧 遮断容量
溶断電流   耐サージ性   はんだ付け   実装
保管 部品選定について    


安全規格

 
弊社のヒューズ製品は以下の安全規格に適応しています。
   
日 本: 電気用品安全法(METI)B種
米 国: UL (Underwriters Laboratories Inc.)
UL248
 
カナダ: CSA (Canadian Standards Association)
C22.2 No.248
c-UL (Underwriters Laboratories Inc.)
UL248
※ c-ULはCSA承認と同等です。

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定格電流

 
印加可能な最大電流を示します。なお、長期寿命を考慮した場合は、以下のディレーティングが必要となります。
(第1ステップ)定常ディレーティング
下記に各製品の定常ディレーティング係数を示します
   
品  種 定常ディレーティング係数
CCF1N 0.7
TF16AT 0.75
TF10AN, TF16SN 1.0(定常ディレーティング必要なし)
CCP2B,CCP2E 1.0(定常ディレーティング必要なし)
    (第2ステップ)周囲温度ディレーティング
周囲温度に対しては下記のディレーティングが必要となります。
   
    使用する回路での定常電流は定常ディレーティング係数と周囲温度ディレーティング係数を用いて以下の式で求められます。
回路の定常電流≦定格電流値×定常ディレーティング係数
×周囲温度ディレーティング係数

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定格電圧

 
ヒューズ溶断後に電極間に印加しても再導通しない電圧を示します。定格電圧を超えた場合、再導通及び素子破壊の危険がありますので、回路電圧は定格電圧以下で御使用下さい。
 
交流波形の場合は、電圧波形の実効値ではなくピーク電圧値が定格電圧以下になりますように御使用下さい

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遮断容量

 
異常時に遮断可能な電流及び電圧を示します。回路内で発生する異常時の電圧及び電流が遮断容量以内であることを事前に確認下さい。なお、CCP及びTFシリーズに関しましては、溶断電流・定格電圧が遮断容量となります。

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溶断電流

 
回路を遮断する電流を示します。回路内で発生した異常電流を速やかに遮断するためには下表を参照下さい。
   
品  名 溶断電流値 溶断時間
CCF1N 定格電流値×2 1s
CCP2B 定格電流値×2
CCP2E 定格電流値×2.5
CCP2E□H 定格電流値×2
TF16SN 定格電流値×2
TF10AN 定格電流値×2 5s
TF16AT 定格電流値×2
 
溶断時間が1秒以内の場合は周囲(温度、実装ランド寸法、基板材質等)の影響による溶断時間のバラツキは小さいですが、1秒以上の場合には周囲の影響を大きく受けますので、実際の回路で事前に御確認下さい。

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耐サージ性
  回路内で発生する過渡的な過電流印加(突入電流、モータロック時の可逆電流等)に対しては限界があります。この様な過電流印加に対して溶断しない製品を選定いただくことが必要となります。以下の内容を考慮の上ヒューズを御選定下さい。

 
過渡現象は周囲温度、コンデンサの充放電状態等により異なります。電流が最大となる条件での電流波形確認をお願いします。また、回路内にサーミスタ等の温度依存性の高い部品を使用している場合にも電流が最大となる条件での確認を事前にお願いします。
 
ピーク電流観測にはオシロスコープのサンプリング時間を短くしてサージ電流波形の最大値を確認して下さい。
 
電流測定をシャント抵抗器等の電圧測定で行う場合は、シャント抵抗等が回路内のインピーダンスに対して極力低い抵抗値のものを使用して測定して下さい。
 
以上の条件で測定した電流波形のジュール積分値I2t (A2・s)を求め、I2t − t特性グラフと比較し、以下の(a)〜(d)の基準で評価を行います。
 

測定電流波形が下図のようにノコギリの歯の様な状態である場合に、波形を簡略化するときは各ピーク電流値を結んだ波形で評価下さい。
 (a)Rating Current Line 以下
  定常的な電流印加に問題ありません。
 (b)Rating Current Line以上Limit of One Pulse Current Line 以下
   過渡電流の繰り返し印加に対して問題ありません。なお、繰り返し周期が数秒以下の
   場合は、蓄積でストレスが考えられますので弊社に御相談下さい。
 (c)Limit of One Pulse Current Line 以上
  ヒューズエレメントのストレスとなります。繰り返し印加による断線の可能性があります。
 (d)Fusing Line 以上
  過電流印加となり、溶断します。

   
   


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はんだ付け

 
本製品はリフロー及びフローはんだ付けに対応しておりますが、過剰な加熱を行うと断線及び特性変化を起こす可能性があります。
 
はんだ付けは、ピーク温度260℃以下で作業をお願い致します。
 
はんだごてを使用する場合は、温度350℃以下で、短時間で電極への応力が加わらないようにご配慮下さい。また、こて先が直接製品に当たらないようご注意下さい。断線及び特性変化を起こす可能性があります。

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実装

 
樹脂コーティング・ポッティング及びモールド封止を行う場合、樹脂が硬化する時の応力でヒューズが割れたり抵抗値が変化・断線する場合がありますので樹脂硬化時の収縮応力の小さいものを使用して頂き、十分に信頼性評価をご確認の上ご使用ください。また、封止によりヒューズ周囲に熱がこもり、溶断特性が変化する可能性がありますので、実使用回路にて、他部品の定数のバラツキも考慮して十分にご確認下さい。
 
ヒューズの周囲に発熱する部品があると、ヒューズの溶断特性が変化する可能性があります。発熱が大きい部品から離して配置して下さい。

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保管

 
高温多湿(40℃、70%RH以上)での保管は、はんだ付け性低下がありますので避けて下さい。
 
直射日光は、はんだ付け性の低下及びテーピング強度の変化を引き起こす場合がありますので避けて下さい。
部品選定について

 
ヒューズの選定方法がご不明な場合は、定格電圧、定常電流波形、突入電流波形、溶断電流、使用温度を添付の上、弊社までお問い合わせ下さい。

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